Yahoo!アクセス解析【訪問数が多くても安心!シンプルな無料ツール】

機能は少なめだけど操作が簡単!

 

4-1


Yahoo!アクセス解析は、Yahoo!JAPANが提供する無料のアクセス解析ツールです。Googleアナリティクスに比べて機能は少なめで、基本的には必要最小限のことしか解析できませんが、解析項目が少ないだけに操作が簡単で、直感的な理解が可能です。

 

 

簡単に詳しいユーザー情報が得られる


Yahoo!アクセス解析は必要最小限のことしか解析できないと書きましたが、一応機能面での特徴もあります。ということで、機能についても簡単に解説しておきます。

①ユーザー属性分析

性別・年齢・ネットリテラシーなどといった、サイトに訪問したユーザーの属性を分析してくれます。ユーザーの地域別訪問率についても、絶対値だけでなく、インターネット利用率を加味した相対値でも表示してくれます。

②広告・コンバージョン分析

広告出稿用URLのパラメータを任意の内容で生成・設定することで、広告の種類や媒体といった各種切り口で広告効果を測定することができます。また、Yahoo!アクセス解析独自のコンバージョンタグを生成することも可能です。

③組織分析

どのような組織(会社・団体など)からサイトへの訪問が多いのか、業種別に傾向を判別してくれます。初めてサイトに訪問した組織も、日別でトラッキングすることが可能です。これは技術的には他のアクセス解析ツールでもできないわけではないですが、Yahoo!アクセス解析ではカスタマイズの必要なしに分析することができます。

④リアルタイム分析

直近でサイトに訪問したユーザーの各種情報について、リアルタイムで表示してくれます。訪問前の閲覧ページや閲覧環境、ブラウザの閲覧サイズなど、詳細に分析を行ってくれます。リアルタイムで表示してくれるデータ反映の早さももちろん、訪問者のIPアドレスが標準設定のままで表示可能な点が他のアクセス解析ツールとは一線を画しています。(Google アナリティクスでもできないことはないですが、カスタマイズが必要です。)

 

以上の基本的な機能の中では、特に組織分析・リアルタイム分析が可能な点がYahoo!アクセス解析の機能面での優れた点だと言うことができるでしょう。煩雑なカスタマイズの必要なしに、詳細なユーザー情報を得ることができるのです。

 

 

大規模サイトでも安心!月間1億PVまで計測可能!

また、Yahoo!アクセス解析ツールの優れた点としてもう一つ、無料アクセス解析ツールであるにも関わらず月間1億ページビューまで正確なデータを計測可能な点が挙げられます。これは、Google アナリティクスの無料版の月間ページビュー数の上限が1000万であることと比べるとその優秀さがわかって頂けると思います。

 


だけど意外と導入が大変…!

ここまで何度も述べているように、Yahoo!アクセス解析ツールは無料のアクセス解析ツールではあるのですが、「Yahoo!プロモーション広告」の中の一つのサービスという位置付けになっているので、利用するためには「Yahoo!プロモーション広告」の登録が必要となります。「Yahoo!プロモーション広告」自体は有料のツールですが、支払い設定後に広告を「オフ」にすれば料金は発生しないので、料金面での心配は不要です。しかし、Googleアカウントを取得してタグさえ埋め込めばすぐに利用開始可能なGoogleアナリティクスに比べて導入過程が煩雑な点は否めません。

 


基本はGoogle アナリティクスとの併用を!

ここまで述べてきたように、Yahoo!アクセス解析にはいくつもの優れた点があるのですが、やはりGoogleアナリティクスなどと比べてあまり詳細な分析ができない点は心もとないです。
よって、どちらも無料のツールですので、Googleアナリティクスと併用して、目的や分析対象などに応じて使い分けることを強くオススメしておきます。

 

 

Adobe アナリティクス【高額・高機能!有料アクセス解析ツールの王者】

超高額だが、一級品の高機能アクセス解析ツール

 

Adobe アナリティクスは、1ヶ月あたり約100万円と非常に高額ですが、大企業には密かに人気のある有料アクセス解析ツールです。Photoshopなどで有名なAdobeが提供しています。高額だけあって、Googleアナリティクス(無料版)よりも高度なカスタマイズが可能であり、その機能性は一級品といえるでしょう。しかし、結局使いこなせず、「訪問者しか見てません」というような話もよく聞きます。また、導入する場合、保守や初期設定にも大きな人的コストがかかります。よって、導入する際は、本当に使いこなせるのかをよくよく検討する必要があるでしょう。

 

 

高機能ゆえに使いこなすのは大変!

まず、データ取得の大まかな方向性として、Adobe アナリティクスはサイトに埋めたJavaScriptのカスタマイズによってデータを定義したり取得したりしていくタイプのアクセス解析ツールです。(対して、Google アナリティクスは主に管理画面上の設定のカスタマイズによってデータを取っていくタイプです。)よって、Adobeアナリティクスを利用する際は、まずJavaScriptを使ってカスタマイズするという技術的ハードルが立ちはだかってくることになります。Googleアナリティクスのように、とりあえずタグを入れておけばいいといった単純なツールではないのです。

また、機能面においても、マーチャンダイズ機能(売り場分析)や、商品発見方法分析、ページパフォーマンス分析などといった、Googleアナリティクスでは実現が難しい機能が搭載されていますが、使いこなすのは決して容易ではありません。

 

 

Google アナリティクスとの違いは?

Adobe アナリティクスは、圧倒的シェアを誇る類似のツールである無料版のGoogle アナリティクスと比較して語られるケースが多いです。両者の最も目立つ違いは、その料金でしょう。(Adobeアナリティクス→約100万円/月 Googleアナリティクス→無料)
それでは、GoogleアナリティクスではできないけれどAdobeアナリティクスならできる、というようなことには具体的に何があるのでしょうか?

 

計算指標をデータに組み込むことができる

Adobeアナリティクスでは、例えば1ユニークユーザー辺りの平均訪問回数などを、計算指標として簡単にツール内に組み込むことができます。Googleアナリティクスを使っている場合は必要となる計算を、ツールが行ってくれるのです。

 

 

以上のように、Adobeアナリティクスは、取得したデータに対する詳細な仕訳、正規表現などによる定義、ツール上での自動計算などの点において優れた機能を有しています。
このような優れた集計機能を活用することで、分析にかかる工数を削減でき、改善案の策定により多くのリソースを割くことが可能になります。そして結果として、サイト改善によるビジネス効果向上の可能性が高まるのです。

しかし、当然このような高機能も使いこなせなければ無用の長物となってしまいます。1ヶ月あたり約100万円という決して安くはない金額が全て無駄になってしまう可能性もあるのです。よって導入を検討される際は、もし導入したとして本当に活用しきれるのか、無料のGoogleアナリティクスでは不十分なのか、といった点を熟慮する必要があるでしょう。

 

 

 

Google アナリティクスとは【アクセス解析ツールの鉄板!まずはコレ!】

無料!高機能!プロが多い!三拍子そろった最強のアクセス解析ツール

 


Googleアナリティクスは、Google社が提供するアクセス解析ツールで、Googleアカウントだけ取得すれば無料で使用可能です。アクセス解析ツールの中では定番中の定番で、圧倒的なシェアを誇ります。主にサポート面が充実している有料版(130万円/月~)も存在しますが、無料版でも十分他の有料ツールを上回るほどの高機能さを有しています。普通のWebサイトであれば、何も悩まずこのGoogleアナリティクスを導入しておけば問題ないでしょう。一般的なデータは基本的には全て取れますし、中小企業から大企業まで業種を問わずオススメできます。また、そのポピュラーさゆえに使いこなせる人材や参考書籍などが世の中に数多く存在している、というメリットもあります。

Googleアナリティクス唯一の弱点は、月間ページビュー数の上限があることです。月間1,000万ページ以上閲覧されると、精確なデータが分からなくなります。ただ上限を超えても、ちゃんと計測はしてくれます。全てのデータを解析することは不可能になりますが、サンプリング、すなわち母集団から偏りのない状態で一部の個体をランダムで抽出し、そこから母集団の性質を統計学的に推定するという形式になるのです。これは、データが「およその数」になるだけなので、基本的にそれほど問題はありません。もしそれでもGoogleアナリティクスを使って正確なデータを取得したいのであれば、先述した有料版を利用すると上限が撤廃されます。また、「およその数」にはなりますが、「○%をサンプリングしてる」という表示はきちんとされます。さらに、月間1000万ページ以上でサンプリングはされますが、集計期間を短くすることでサンプリングを避けるという対応も可能です。

またしばしば、「Googleアナリティクスはサポートがないのが欠点」と言われますが、実は一概にそうとも言えません。確かにGoogle自身のサポートはありませんが、先ほども述べたように、ポピュラーなツールだけあって詳しい人や関連書籍が世の中にたくさんいます。Web検索などで探してみると、Googleアナリティクスについてサポートしてくれる第三者プレイヤーや書籍が数多く存在することがわかります。

 

 

Googleアナリティクスと併用したいツール


さて、ここまで説明してきたように、Googleアナリティクスはそれ自体としても非常に優れたアクセス解析ツールですが、他の解析系ツールと併用することでさらにそのポテンシャルを発揮してくれます。少し切り口の違うツールもたくさんあるので、それらを使い分けることで、便利かつ高度な分析が可能になるのです。
ここでは特に併用をオススメしたいツールをご紹介します。

 

ウェブ解析なら、「AIアナリスト」(無料)

 

まず特にオススメしたいのが、Googleアナリティクスのデータを用いて、分析を支援するツール「AIアナリスト」です。Googleアナリティクスさえあればデータを取得すること自体はできますが、それらは生のデータに過ぎません。適切にデータを解釈して改善に役立てるには、プロの考案したノウハウがとても役立ちます。
「AIアナリスト」は、Webサイト改善の現場で成果を出してきたプロのコンサルタント達のノウハウを人工知能にしたものだそうです。Googleアナリティクスのデータを連携するだけで、Webサイトの改善方法を提示してくれます。しかも基本は無料で使えるため、Googleアナリティクスを導入したら、すぐにでも導入すると良いでしょう。

 

検索エンジン最適化「サーチコンソール」(無料)

 

Googleの検索結果でより上位に表示させるために何をすれば良いかアドバイスをくれるツールです。無料であるうえに、Googleが公式で提供しているツールなので信頼性が高いです。Googleアナリティクスでは見ることのできない、サイトに入ってくる前のことが分かります。例えば、検索結果で何位なのか?検索結果画面に何回表示されたか?なども知ることができます。
このツールも、特に問題がなければGooglesアナリティクスの導入と同時に即座に利用開始すると良いであろうツールの1つです。設定方法も簡単なので、すぐに対応しましょう。

 


ヒートマップツール「USER HEAT」(無料)

 

これは、ユーザがウェブサイトのどこを見ているか、サーモグラフィーのように分かりやすく表示してくれるツールです。Googleアナリティクスだけでは、ユーザの「スクロール」や「クリック」を計測することができません。ヒートマップツールがあれば、離脱の原因がページの上部にあるのか、下部にあるのかなどを特定することができます。
ヒートマップツールは様々な会社が提供していますが、無料かつ高機能という理由で、この「User Heat」をオススメしておきます。

 

広告効果測定ツール「WEBANTENNA」(月2万円~)

 

アクセス解析ツールと似ていますが、少し目的の異なるツールが「広告効果測定ツール」です。ネット広告の出稿量が増えてくると、それらの効果測定にかかる手間がどんどん増えていきます。広告代理店にお任せなら大丈夫ですが、自分で効果測定したり、複数代理店を管理したり、となってくるとかなり煩雑です。そんな手間を省いてくれるのが、広告効果測定ツール「WebAntenna」です。間接効果(アトリビューション)まで深く分析できるので、ディスプレイ広告の認知効果などまで把握することが可能です。
「WebAntenna」は有料のツールですが、広告の管理が大変なら検討してもよいかと思います。